【第30回 病院の待合室】理科 吉松信幸先生③ | 東明館中学校・高等学校

◆教員リレーコラム◆

第30回の担当は・・・吉松信幸先生(化学、学校薬剤師、スポーツファーマシスト)③

お題『病院の待合室』

 

 

 

 今回は、病院に勤務していた頃の話です。調剤室と投薬カウンターは繋がっていて、待合室の様子がよくわかります。普段は調剤をしながら患者さんの様子を観察し、患者さんに薬を渡します。その日は、早出で朝7時に調剤室に入り、準備をしていました。待合室には人生の先輩方が診察の受付の順番待ちの列ができています。そこでの会話です。「今日は、○○さんが来ていない。」と心配している様子で一言「何か病気かもしれないね?」・・・あの、ここ病院なのですが・・・。

 別の日、待合室で投薬待ちの人生の先輩二人の会話です。

 A「10年前、○○大学で診てもらったら、肺に穴が開いていた。」

 B「私は、最近肺炎になり、死にかけました。」

 A「3年前に頭を診てもらったら、血管が詰まっていると言われた。」

 B「私は、脳の血管が切れていると言われた。」

 はたして、この会話どこまで続くか、聞いてみたい衝動に駆られました。

 

毎週金曜日更新!次回お楽しみに・・・