【第24回 マンガ歴】国語 行武英治先生② | 東明館中学校・高等学校

◆教員リレーコラム◆

第24回の担当は・・・行武英治先生(国語)

お題『マンガ歴

 

 

 私はマンガが好きである。

この年齢でしかも国語教師で何のはばかりもなくそう言えるまで、マンガが市民権を得たのは喜ばしい限りである。(そう思っているのは私だけかもしれない。傍目にはイタい初老のオタクか?)

本心はわからないが、私のマンガ歴を披露してほしいと依頼があったので、調子に乗って過去を振り返ってみる。

 私は3歳から少年マンガを読んでいる。多分最初は絵を見るばかりで、年上のいとこたちのものを読んでいただけだったが、一人でいることが多かったその頃の私にとっては格好の遊び相手だった。

 5歳の頃には自分で貸本屋に行くようになって、毎日5円玉を握りしめて通っていた。マンガを抱えて商店街を通り抜けていく私の姿は大人の眼に奇異だったようで、よく声をかけられた。

「おっ、学者が通りよっばい。」

魚屋のおじさんからはこんな風に言われ、私はマンガで何が学者かと、むすっとして通り過ぎていた。

 小学5年生くらいになると宿題も家の手伝いもしない私に、マンガばっかり読んで、と、親も顔をしかめるようになり、私もそのころは漫画を読むのに罪悪感を持つようになっていた。そうして自分でマンガは小学校までと決めて、中学では活字だけのものを読んだ。(「ピーナッツブックス」は例外にした。)

 そして高校でまたマンガ熱が復活することになるのだが、それからは全く熱が冷めることなく読み続け、単行本だけでもかれこれ6千冊くらいになっている。買っては処分し、を繰り返してきたので、蔵書ではないが、私の頭の中にはちょっとしたミュージアムがあり、私は本当にマンガ博士になったかもしれない。

 機会があれば、その中身も披露したいと思います。

   

毎週金曜日更新! 次回は田中寿憲先生(理科) お題は『世界放浪の旅の途中で出会った人』です。