【第12回 恐怖体験】数学科 樋渡義人先生 | 東明館中学校・高等学校

◆教員リレーコラム◆

第12回の担当は・・・樋渡義人先生(数学)

お題『恐怖体験』

 

 私には霊感がなく、生まれて半世紀、霊というものを目にしたことがありません。

 これは大学生のときの話です。私は宗像市の大学に通っていましたが、このときから車の運転が大好きで、友達とよくドライブに出かけていました。

 その日も夜、友達と2人で肝試しも兼ねて若宮の犬鳴トンネルに車で出かけました。ここは心霊スポットとしても有名で、私たちは通行止めになっているそのトンネルを車で通り抜けました。そのときに何と!

 

 

 …何も起きませんでした。(笑)

 

 霊感のない私は、やはり何もなかったかという安心した気持ち半分、霊体験をしてみたかったという残念な気持ち半分で帰路に着きました。しかし、その帰りの途中に何と!

 左脇の道から、ありえないスピードで車が飛び出してきたのです。大げさではなく、本当に死ぬかと思うほどの危なさでした。David Lee Rothのある曲をカセットテープで聴いていた時に、車が飛び出してきたのですが実はその曲は、犬鳴トンネルを通過したときにちょうどかかっていた曲だったのです。

 そのとき以降、その曲は一度も聴くことができないほど寒気のする思いでしたが、私はいまだ目にしたことのない霊という存在を、感じることができた夜でした。

 

毎週金曜日更新! 次回は園田勇輝先生(理科) お題は『大学時代の研究』です。