東明館高等学校野球部における「パワーハラスメント」につきまして | 東明館中学校・高等学校

令和4年10月26日追記

令和4年10月25日

各位

学校法人東明館学園

理事長 荒井    優

東明館中学校・高等学校

校長 神 野 元 基

 

東明館高等学校野球部における「パワーハラスメント」につきまして

 

令和4年9月12日に、東明館高等学校・野球部監督(以下、当該職員)が、部員に対して常態的に暴言などのハラスメント行為を行っていることを通報する旨の匿名書面が学校に届きました。

本校では速やかに関係者へのヒアリング等を行い、校内調査をもとに、9月19日にハラスメント審査委員会を立ち上げました。審査委員会では、ハラスメント行為の有無、教職員就業規則上の懲戒処分事由に該当するか否か、該当する場合に対象者に課されるべき懲戒処分の内容について審査を行いました。10月11日に審査委員会の報告書が提出され、法人における審議の結果、当該職員にパワハラ行為があったと判断し、懲戒処分等を決定しました。10月17日に当該職員への通知とともに、日本高等学校野球連盟(以下、高野連)への報告を行いました。

 

  • 審査委員会で認められた内容

審査委員会では、当該職員のア)常習的な暴言、イ)怪我に対する対応、ウ)部活動停止処分等に対する対応、エ)行動と退部・退学との因果関係について、主に調査を行い、その結果として、ウ)以外ではパワーハラスメント行為があったものと判断されました。

10/26追記:エ)退学者は確認されておらず、退部者のみ確認。

 

  • 懲戒処分について

本学園就業規則52条第1号「法人の教育方針に違反し、秩序を乱し信用失墜の行為があったとき」に基づき、当該職員を以下の処分としました。

・停職(1日以上6カ月以内、期間を定めて出勤を停止する。その期間中の給与は支払わない。)

・停職期間:2022年10月17日から2022年10月23日までの間

・停職後に研修を義務付ける

 

また、部活動を所管する神野元基校長は、本年4月に校長職に着任しているため懲戒処分ではなく口頭注意とし、一方で荒井優理事長は、2019年7月より理事長職にあたっているため1ヶ月20%の減給処分としました。

 

  • 不祥事の発生をうけて

東明館高等学校野球部は、本校唯一の強化指定部となっております。その野球部において、指導者側に今回のような不祥事が発生したことは極めて遺憾であり、野球部員ならびに保護者、在校生ならびに保護者、関係各位に多大なご迷惑やご心配をおかけする事態となりましたことを、心より深くお詫び申しあげます。本校といたしましても、管理体制の不備を重く受け止めております。

本件は匿名による文書が発端で現在に至りますが、本校では、速やか且つ厳正でオープンな対応を方針としてまいりました。今後、高野連による指導や処分も想定されておりますが、いち早く再発防止に向けた取り組みを開始するため本日公表する運びといたしました。

 

今後、学校法人として、野球部のあり方、コンプライアンスについて改めて周知徹底を図り、再発防止に努めてまいります。具体的にはこれから、静岡聖光学院中学校・高等学校の元学校長で、日本のラグビー界を支えるとともにスポーツ庁「運動部活動の在り方に関するアドバイザリー会議」の委員なども務める星野明宏先生にスーパーバイザーとしてご指導を賜り、再発防止に向けた取り組みや協議を行ってまいります。

 

【本件に関するお問い合わせ】

担当/福島(東明館中学校・高等学校 教頭) TEL:0942-92-5775

学校法人東明館学園 | 〒841-0204佐賀県三養基郡基山町宮浦683