中学3年今泉太陽くんの作文『バスケットボール部で得たこと』が県中体連会報に掲載 | 東明館中学校・高等学校
中学3年今泉太陽君の作文が、令和2年度佐賀県中学校体育連盟の会報に掲載されました。
東明館中学校 今泉 太陽 『バスケットボール部で得たこと』
私は、中学校3年間バスケットボール部に所属し、たくさんのことを得ることが出来ました。
バスケットボールを好きなだけではどうにもならず、またチームスポーツだからこそ、個人のスキルのみでは試合には勝てないことを痛感しました。勝つための部活なのか、楽しむだけの部活なのか。顧問の先生による、基礎重視の練習の毎日の中で、チーム内での衝突が度々起きました。私は、チームメイトとの温度差を感じることも増えました。しかし、仲間と3年間続けてきたバスケットボール部で公式戦に挑みたかったのです。私の中で、部の雰囲気を変えることが、一勝することにつながるのではないかと考えるようになりました。しかし、私一人の力ではどうにもならず、チームメイトの存在の大きさを再認識しました。仲間と協力し互いに高め合いながら、中体連に向けて練習を重ねていました。
いざ最後の大会が近づいたときに、新型コロナウイルス感染症の影響で、大会が中止になるという知らせを聞き、今までやってきたことは何だったのかすべて水の泡になってしまったという気持ちでした。ところが、代替え大会を実施するとわかったとき、スポーツが出来る環境がどれほど素晴らしいのかがわかり、スポーツには人を元気にする力があると感じました。
最後の大会で勝つことはできなかったけれど、部活動を通し、先生や先輩方、外部コーチのご指導のなかで、今まで自分が持っていなかったことや知らないことをたくさん学ぶことが出来ました。これらの経験は私の人生で、とても価値のあることであり、今後行き詰ったときの助けとなるかけがえのない財産だと思っています。高校生になっても、何が起こるかわからない状況であるからこそ、今を大事にしていき、何事にも全力で取り組んでいきます。