寮の収穫祭 | 東明館中学校・高等学校

梅雨の晴れ間の6月13日放課後、寮の畑でジャガ芋、人参、胡瓜を収穫しました。
ジャガ芋の収穫には東明寮中学3年荒木君、岩下君、古賀君、木戸君、中学1年島津君、田嶋君、田辺君、森口君が参加しました。ジャガ芋苗を植えた頃、巷ではポテトチップスが品薄というニュースが流れ、寮生たちは「ポテトチップスを作るぞ」と願いを込めて育てました。はじめての野菜作り、どうなるか心配でしたが、野菜たちは元気に育ちました。
野菜が大きくなるまでにいろいろな人が関わっている、決してひとりの力ではないということを、寮生は考えています。ある寮生は大きく育った緑の濃い胡瓜を自慢げに自宅から通っている友達に話をしていました。畑には用務員の先生が立派な柵を作って下さり、いちだんとファームらしくなりました。次はトマトやナスを収穫出来ることでしょう。スイカもトウモロコシも順調に育っています。たくさんの「食」が溢れている現代だからこそ、小さな農園から大きな生きるヒントを寮生はもらっている気がします。収穫したジャガ芋は6月夕食会の時に登場します。さて、どんな料理として登場するのでしょうか。わくわくドキドキします。何をするにしても、ひとりの力では何も出来ません。多くの人の支えがあって、「今、生きている」ということを日々の寮生活の中で感じる瞬間があります。
野菜を収穫していると、ある寮生が呟きました。
「おばあちゃんに野菜の作り方をもっと習っていたら良かった」と。
受験勉強に励む東明寮高校3年の寮生が
「ジャガ芋どうだった?すごい、こんなにとれたんだ」と。
東明寮高校1年の寮生は
「野菜を作るという話を聞いた時は驚いたが、こんなに取れるなんて・・すごいな」と。
親元や家族と離れて過ごしている寮生は寮生活を通して日々成長しています。寮生は今日も元気に過ごしています。次の収穫祭が楽しみです。