教育方針 | 東明館中学校・高等学校

教育方針

本学園の教育は、建学の精神「好学愛知・自律自啓」に基づき、

中学・高校教育を有機的に統一し、人間形成の基礎となる心身の練磨、基礎学力の修得により

さまざまな資質・能力を統合するとともに、個人の特性の分化に応じて豊かな個性と社会性の発達を図ります。

さらに、いかなる国際社会の進展にも対応し、

生涯にわたり調和のとれた自律的な自己実現を期することのできる創造的な人間育成を行います。

教育の5つの柱

1.個性の重視

清明な自然に囲まれた風光明媚なキャンパスは学力練成の場であると同時に、若い感性と個性を育み、豊かな情操を養う場です。国際共生プログラムや、部活動・宿泊研修ほか著名文化人による講演会、芸術鑑賞などの各種文化活動を行い、個性と情操の教育を重視しています。

2.男女共学

伸びやかな環境のもと、男女がお互いを理解し、協力し合うことを目標としています。ある時は切磋琢磨し、友情を結びます。この何よりも大切な、明るく自然な教育環境は、生徒に思いやりの心を育て、豊かな人間性を育みます。

3.自律・自立

自ら主体的に行動し、目的を達成する生徒主体の行事が多く、生徒一人一人が当事者となり本気で挑戦します。その中で自分自身のアイデンティティを確立し、他者を尊重する力を育みます。自分自身の努力と全力で取り組む姿勢が進路実現につながります。

4.中高一貫教育

6ヵ年を通してシラバスのもとに教育課程を編成し、中学・高校の教育内容の重複を整理・精選して学習効果を高めます。中学3年では高校課程の学習指導に入り、高校3年では大学進学に有効な高度な学習を取り入れた教育を目指します。

5.東明館キャリアガイダンス

教育にとって最も大切なことは、生徒一人一人が自分自身で将来を設計し、その将来像を実現するための手立てを工夫し、日常生活の中で、その実現に向けて努力を始めるように仕向けることであります。親・教師の強制ではなく、自分の意思で動き出し、学ぶようになった時、すでに人生の勝利は保障されたようなものであります。なんといっても自主的に自分の目標を見出し、自分の判断、戦術によって目標実現に踏み出してくれるほど大切なことはないと言っても過言ではないでしょう。

本校ではそのような意識の高い生徒を育成することが、教育の原点であり、人生の成功の基本と考え、その実現に向けて「東明館キャリアガイダンス」を実施することに致しました。ホームルーム利用、他諸行事の精選、放課後や休日利用等により、各種の講演(有名人・各分野の先輩・保護者等)、施設見学、大学訪問、中学段階からの論文作成や発表、ディベート大会、社会的事象・事件の紹介文発行等による意識啓発を目指そうとするものであります。それらの中には既に伝統的に実施しているものもありますが、それを総合的に組み合わせ、学年の程度、時期をはかりながら実施していこうとしている訳です。

「東明館キャリアガイダンス」は、勉強以外の同じような諸種の行事を通じて生徒に人生を見つめさせ、目標を明確にし、自主的に勉強するようにさせるものであります。

あくまで大切なことは、生徒自身が生きる意味、学ぶ意味に目覚めることなのです。押し付けでは意欲の沸いてくる筈がありません。生徒の人生は親や教師のものではなく、生徒自身のものであり、生徒自身で切り開いていくほかないことを私たちも自覚しなければならないのです。