【第18回 Pay it forward】事務 森恵美先生 | 東明館中学校・高等学校

◆教員リレーコラム◆

第18回の担当は・・・森恵美先生(事務)

お題『Pay it forward』

 

   

 私が大学時代に観た映画のタイトル(邦題は「ペイ・フォワード」)として使われていた言葉で、映画の内容はすっかり忘れてしまいましたが、この言葉だけが以後ずっと私の心に残っています。

 「Pay it forward」は、誰かから恩を受けたときに、その人に恩を返すのではなくて、その恩を別の人に送ることの意味で、「恩送り」という言葉で訳されるようです。使われている英単語それぞれの意味から、何となくイメージが湧きます。

 恩を送る側になるときに、恩返し(見返り)を期待してしまうことはありませんか?(私はそんな邪な考えが一瞬頭を過ぎってしまうことがあります。)また、誰かに親切にされてお礼をしたいけれど、相手の名前も何も分からない、なんてこともあります。

 そんなとき、「Pay it forward」と思えば、素直な気持ちで人に親切にできるし、人から受けた親切を無駄にせずに済むような気がします。

 自分が受けた恩や親切のバトンを他の誰かに渡し、そのバトンがまた他の誰かに渡っていく。こうして温かい気持ちの輪が広がることを想像してみたら、「Pay it forward」って素敵な言葉だな、と思います。

 

毎週金曜日更新! 次回は宮地浩二先生(社会科) お題は『私が教師になった理由』です。
         (※8/13はお休みします。)