【第33回 忘れていた、思い出のように】国語科 居原隆志先生 | 東明館中学校・高等学校

◆教員リレーコラム◆

第33回の担当は・・・居原隆志先生(国語科)

お題忘れていた、思い出のように』

 

 

「自分の思いに一生懸命な誰かを励まし、支えられるようになりたい」

 私の先生方が、そうしてくださったように、自分も誰かの背中を押すことのできる存在になりたいと教職を志し、現在に至っています。

 教員という職業を選んだのは、中学校の担任の先生、国語という教科を選択したのは、高校の古典の先生の影響です。

 大学を卒業して教員になってから、予備校の講師の時期も含めると、そのほとんどが受験学年を担当し、進学指導に携わってきました。

 受験生は、卒業してしまうので、その生徒たちから教わったこと、経験させてもらったことは、後輩やその後に出会う生徒たちに返していくしかありませんが、生徒から経験させてもらうばかりで、生徒たちに返すことができた、という気持ちになれたことは、これまであまりなかったように思います。

 東明館に勤めるようになって、受験生から「先生でよかったです」「できるようになりました」「得点開示したら、こんなに取れていました」とたくさんのうれしい声をもらい、教える仕事を続けてきてはじめて「返すことができた」という実感を強く持つことができました。とても幸せなことですし、このような出会いを与えてくださっている学園に本当に感謝しています。

 共通テストが迫ってきました。受験生を最後まで応援し、これまで自分を育ててくれた生徒たちへの恩返しをできうる限りしていきたい、そう考えています。

 

毎週金曜日更新!次回お楽しみに・・・