GSコースでは、入学当初から「高校生で留学する意味」「異文化に触れる意義」について生徒と共に考えます。英語力向上はもちろんのこと「異文化体験を通じて得られる力」を留学を通じて原体験し、自身の異文化感受性を高める、その自分を客観的に見ることができる生徒を育てます。また、異文化環境で自分を試しながら、自分の家族から遠く離れて生活することは、本人・家族双方にとって「自立」を考えるきっかけとなるはずです。
世界的に新型コロナウイルス感染症が拡がっている状況ではありますが、なんとか3期生にも留学を経験させたいと考えました。もちろん、このような状況で送り出すべきでないのではないかという迷いもあり、慎重に判断する必要がありました。校内でも会議を重ね、留学を検討している高校ネットワークの方々の意見もいただきました。同時に、オンラインによる国際交流など、海外留学に代わる教育プログラムを模索しました。最終的に、現地では徹底したコロナ対策を取りながら学習の機会が与えられていること、学校としても最大限のコロナ対策を行うことを確認した上で、3期生の出発を決めました。
コロナ禍で留学の在り方が変わってきていますが、本校は、上記の通り1年間の留学に送り出しています。まだまだコロナ情勢が刻一刻と変わる中、受入側の現地教育委員会が本校生徒を歓迎してくださったことに感謝します。このコロナ禍において、今までの留学と比較して異文化体験の刺激の強度が変わってくるため、留学をコーディネートする側も研究が必要となってきます。この環境下においても、本校は「生徒の留学の学びを最大化する」ために最大限サポートしていきます。
出発前後のコロナ対策を徹底
このような状況であっても、受け入れ先のバリー教育委員会が本校生徒の受け入れ体制を整えてくださいました。生徒たちを無事にカナダへ送り出すため、日本・カナダ両政府が求めるコロナ対策はもちろんのこと、現地留学会社・旅行会社・本校三者で密に連絡を取り合い、出発1週間前からの時差登校やオンライン授業実施、出発前のPCR検査の実施、出発式や業者説明などをオンラインで行うなど、できる限りの対策を講じました。結果として、1/15に、GS3期生7名全員を無事にカナダへ送り出すことができました。