いじめ問題対策第三者委員会の報告を受けまして | 東明館中学校・高等学校

 令和2年7月10日

東明館学園いじめ問題対策第三者委員会の報告を受けまして

 

学校法人東明館学園

理事長 荒井 優

 

 2019年3月23日に本校生徒が自死したことにつきまして、同年4月19日に第三者委員会を設置し、いじめの有無等の解明、学校の取り組みの検証、再発防止の提言を諮問いたしました。

2020年5月15日に第三者委員会より報告書を受理し、6月16日に佐賀県に提出いたしました。 この間、「いじめの重大事故の調査に関するガイドライン」(文部科学省、平成29年3月)に則り、調査結果の公表に付きましてご遺族にご相談をしたところ、非公表の要請があり、 当学園としまして「事案の内容や重大性、被害児童生徒・保護者の意向、公表した場合の児 童生徒への影響等を総合的に勘案し(同ガイドライン、P13)」、調査結果について非公表 とさせていただくこととしました。

ただし、ご遺族ならびにご遺族代理人にご承諾を頂いた上で、6月1日に当該学年生徒には集 会で、その保護者には文章にて、調査結果の報告を校長より行っております。

一方では、報道機関各社より本件非公表についての問い合わせもいただいており、ご遺族代 理人にご相談を差し上げたところ、非公表の要請にいたる趣旨を別紙にてご提出いただきましたので、その内容に付きまして昨日7月9日に佐賀県庁にて報道機関向けに説明をいたしました。

ご遺族のご意向により内容につきましては非公表とさせていただいてはおりますが、委員会の報告を重く真摯に受け止めまして、今後、二度とこのようなことが起きないよう、生徒や保護者に寄り添った学校法人の運営に誠心誠意尽くしてまいります。

謹んで故人のご冥福を心よりお祈りいたします。

 

  別紙「ご報告」